今回は
ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本)
のレビュー・感想です

ネタばれにならないように内容(あらすじ)をかきますね。
突然ママが交通事故で亡くなってしまった男の子。悲しんでいる所にオバケのママが現われてビックリ。
夜の街をママおばけと一緒にお散歩して色々お話しとお別れをして、男の子が心の整理をつけて行く。
そんなお話しです。
この絵本はまれに見るベストセラーですので、図書館にも置いてあると思います。

少し眺めるつもりで見た所読み入ってしまい、やはりこの手の本は自分の子供との関係を思い描いてしまうので「うるうる」きました。。。
これは子供に読ませたら何か感じ取るのではないかと思い即買いしてしまいました。
家に持ち帰り、子供が帰ってきたら興味を示すかテーブルに置いておいた所、二番目の子供が手に取りました。
二番目は感受性豊かな方なのでどんな反応をしめすか見ていた所。。。ちょっと刺激が強かったらしく、涙をうかべながら抱きついてきました。
その後は「ママ、パパは死なないでしょ?」の連発。
「そっかー。子供はダイレクトに受け取ってしまうんだね。。。」
どうも架空のお話しととらえられない様子。冷静になってもう一度読み直した所の読書感想文です。
大人が読むと確かに悲しい中に親と子の深い絆や、子供が生まれた時の嬉しさなんかをミックスさせて心が暖かくなりながらも悲しい、笑いながらも悲しい。。。と言った複雑な感想を持ちます。
ですが読み返して思った事は、人生経験の少ない子供が読むと、ただショッキングな内容。。。になってしまうかもしれません。
どちらかと言うと大人向き? と思う所がありました。
ただ。。本当に親を亡くした経験のあるお子さんが読むと少し違った感想をもつと思います。
ここはデリケートな話題ですのであまり書きませんが、色々な角度から読める絵本と言えます。
結果的には おススメの良い本 と言う事になります。お子さんに読ませる時は、一人で黙々と読むのではなく、絵本を読み聞かせてあげると柔らかく受け取ってくれると思います。
この絵本のおかげで、しばしの間親子の関係が親密になりました。。(笑
続編が出たと聞いて大変驚いております。(この内容で続編?!)
でもきっと素晴らしい内容に仕上がっていると思います。
とりあえず図書館かな(笑